コラム

古楽器のマウスピース

根っからの好奇心もあって、さまざまな種類の金管古楽器を吹く。

現代楽器でいうと、アルトホルンからEsテューバぐらいの範囲なので

持ち替えするのは大変なのだが、違う楽器だと割り切ってしまえば慣れてしまう。

最大の問題は、マウスピースだが、基本的に楽器についていた当時のものを使う主義。

自分の口に合わせてつくる人もいるけど、それだとやはりモダンの音がしてしまい、

その楽器本来の音を引き出すのが難しい。

その点を考えると、それぞれのマウスピースに自分が順応した方が楽なのである。

そして、何よりも、当時のマウスピースを使って当時の曲を吹くと、

楽器が当時のアンブシュアを教えてくれるというメリットがある。

これは大きい。最近はいろいろな楽器を吹いた経験から、

現代は失われてしまった金管楽器のアンブシュアの系譜のようなものが見えてきた。

また、この昔の奏法が現代の楽器のときにも役立つんだな。

 

2013年6月14日  佐伯茂樹

 


2013-06-14 | Posted in コラムNo Comments »